債券は下落か、円安進行で日銀の早期政策修正を警戒-日銀オペは支え

AI要約

日本の債券相場が下落すると予想されており、円安が進行する中、日本銀行の政策修正への警戒感が高まっている。

岡三証券の鈴木誠氏は、日銀の政策修正観測により債券相場の上値は重いと見ており、国債買い入れ減額の具体策に注目している。

新発10年物国債利回りの予想レンジや先物中心限月9月物の動向も報告されている。

(ブルームバーグ): 24日の債券相場は下落が予想されている。為替市場で一段と円安が進行したことを受けて、日本銀行が早期の政策修正に踏み切ることへの警戒感が高まる。日銀が予定している定例の国債買い入れは一定の支えになりそうだ。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、日銀の政策修正観測により債券相場の上値は重いとみる。日銀が朝公表する6月の金融政策決定会合の主な意見で、国債買い入れ減額についてどの程度具体策に言及しているか注目していると話す。

同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.97~0.99%(21日は0.975%で終了)、先物中心限月9月物は143円40銭~143円70銭(同143円63銭)。

先物夜間取引で9月物は21日の日中取引終値比13銭安の143円50銭で終えた。

日銀買い入れオペ

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