海外でも大人気の軽トラをメンテナンス トランポもリフレッシュしよう!! Vol.1

AI要約

ハイエース100系ファミリーから軽トラサンバーへの乗り換えについて。

水没した軽トラサンバーの復旧作業とその特徴。

真水であったため救われた軽トラサンバーの内部の状態について。

海外でも大人気の軽トラをメンテナンス トランポもリフレッシュしよう!! Vol.1

 最後に所有したハイエース100系ファミリーは、バイク仲間からのお下がりで購入した平成12年式のレジアスワゴンでした。このレジアスの所有期間は大変短く約2年間。レジアスワゴンは、トランポとして使い勝手は素晴らしく良かったです。やっぱりハイエースは「100系シリーズがいいなぁ!!」なんて思いながらも、次に購入したののが、何と軽ワゴン!! 純粋スバル時代のサンバー・ディアスワゴンでした。

 少々小さなボディですが「大型車でも積載できるはず!?」なんて思い込み、助手席を取り外したらヤマハV-MAX初期シリーズでも積載できるだろう!? なんて思い込み、実践してみたら見事に成功!! ただし、助手席を取り外した上に、バイクを固定するための前輪用ストッパーを取り付ける必要がありましたので、大型モデルの積載は却下となりました。

 現実的に大型バイクの積載は不向き、やっぱり「軽トラしかないかなぁ~」と思っていた矢先に吉報が!? 軽トラ、しかも格安で車検付きのサンバーがあるというお話しでした。「軽トラ出ましたよ!! 車検も残っていて、しかもたぐちさんが大好きなサンバーですよ!!」との電話でした。しかし、その次に出てきた言葉が「訳あり車なんですけれど……」。お話しを伺うと、結論ありきで「超格安です。一応、走りますから……。たぐちさんなら、何とかできるでしょ?」との内容だった。

 詳細を訊ねると、台風の影響で近所の河川が越水氾濫したらしく、近くの工業団地では、まるまる水没した車が数多く出たそうです。バイク仲間の自宅周辺は、地面から水位が180センチを超え、地域全体での水没車両は数百台に及んだそうです。

 この軽トラのサンバーも、まさにその一台でした。水が引いて復旧作業へ入るまでに2日強要したそうです。この軽トラ置き場の最高水位は、ルーフ(天井)だけが水面からぽっかりと「小さな島のように見えた完全水没状態」でした。

 東日本大震災の時は、津波による海水で水没した車両のため、復旧できた例はごく少数のみだったと聴きましたが、この軽トラサンバーは、台風による河川の氾濫で水没したため「真水」であることが最大の相違点です。海水ではなく真水だった点は、救われていたのかも知れませんが、後々、走り出してから気が付いたのが、室内のドロ汚れでした。

 新品部品に交換されているバッテリーには数字が記してありました。その数字から想定して、水没から1ヶ月後には復旧したのがこの軽トラサンバーのようです。水が引いた直後には、高圧洗浄でボディはもちろん、キャピン内の天井や内張りなども洗い流したそうです。前後ホイールを取り外し、リヤのドラムブレーキはドラムも抜き取ってから徹底的に高圧洗浄したそうです。しかし、ダッシュボードの下や同裏側などは、高圧洗浄されていなかった様子です。