〔米株式〕ダウ3日続伸、299ドル高=ナスダック8日ぶり反落(20日)☆差替

AI要約

ニューヨーク株式市場はFRBによる利下げ期待が続き、3営業日連続で上昇。ダウ平均は高値を更新し、ナスダックは反落。

エヌビディアなど一部の銘柄は利益確定の売りに押されたが、セールスフォースやIBMなどは好決算を受けて買われた。

市場ではFRBによるさらなる利下げの可能性が織り込まれ、米長期金利が低水準で推移する中、株買いを支えている。

 【ニューヨーク時事】休場明け20日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げへの期待が続く中、3営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比299.90ドル高の3万9134.76ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は140.64ポイント安の1万7721.59と、8営業日ぶりに反落して引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比8895万株増の10億2851万株。

 18日に時価総額で初めて世界首位に立ったエヌビディアや、アップル、マイクロソフトなどが利益確定の売りに押され、ナスダックはマイナス圏に沈んだ。一方、ITコンサルティング企業アクセンチュアの好決算を背景に、ITサービスを手掛けるセールスフォースやIBMが積極的に買われ、ダウ平均の上昇をけん引した。

 FRBは先週示した政策金利見通しで、年内の利下げ想定回数を1回としたが、市場では引き続き2回行われる可能性が約65%織り込まれている。米長期金利は3カ月弱ぶりの低水準圏で推移し、株買いを支えている。

 ダウ銘柄では、セールスフォースが4.3%高、シェブロンが2.2%高、IBMが2.0%高、アマゾン・ドット・コムが1.8%高。他方、ダウとアップルがいずれも2.2%安。

 ナスダックでは、エヌビディアが3.5%安。