船に「硬翼帆」…常石造船が商品化へ

AI要約

常石造船は船の推進エネルギーに風力を利用する「硬翼帆」の開発を始め、2026年の実船搭載、27年の商品化を目指す。

硬翼帆は鋼構造体と繊維強化プラスチックで構成され、格納も可能で新造船や既存船への導入が可能。

世界初の搭載船を商船三井が22年に就航させ、常石造船は傘下の会社と連携して開発を進める。

常石造船(広島県福山市、奥村幸生社長)は、船の推進エネルギーに風力を利用するための「硬翼帆」の開発を始める。2026年の実船搭載、27年の商品化を目指す。

硬翼帆は鋼構造体と繊維強化プラスチック(FRP)ほかで構成。使わないときは格納できるほか、新造船以外に既存船への追加導入も可能。

世界初の搭載船を22年に商船三井が就航させている。

常石造船は傘下の三井E&S造船(東京都港区)や、三井造船昭島研究所(同昭島市)と連携して開発を進める。