サイズはミニでも圧倒的な存在感! 「オーデマ ピゲ」新作はフロスト状の煌めきを全身にまとった「ロイヤル オーク ミニ」
「ロイヤル オーク」とは、オーデマ ピゲの代表作であり、ジェラルド・ジェンタによって1972年に誕生した高級時計である。
初代ロイヤルオークは、ステンレススティールを使用したエレガントなデザインでラグジュアリースポーツウォッチの元祖として業界を驚かせた。
女性向けモデルも充実し、繊細なデザインやジュエリーウォッチとしての展開も行われている。
「ロイヤル オーク」といえば、押しも押されもしないオーデマ ピゲの代表作。
天才時計師ジェラルド・ジェンタの手により1972年に生み出されたこの名品は、それまで高級時計といえばゴールド無垢を使うのが常識だった時代に、美しさと耐久性を備えたステンレススティールを使った優美なシルエットで、業界をあっと驚かせました。
力強さの中にエレガンスをたたえた初代ロイヤルオークは、言うなれば元祖ラグジュアリースポーツ。
調和のとれたデザインはその後50年以上に渡り、さまざまなバリエーションで人々を楽しませてきましたが、もちろんその中には多くの女性たも含まれています。
初代モデル登場の4年後となる1976年には、のちにオーデマ ピゲの商品デザイン部門を率いることとなるジャクリーヌ・ディミエが29mm径の女性用モデルとして「8638」を発表。
1980年台に入り、クォーツが採用されるようになると小型化の流れはいっそう加速、ついに1997年にはわずか20mm径の「ロイヤル オーク ミニ」が登場。
翌1998年にはジュエリーラインとして、初の「ロイヤル オーク オートジュワイユリー オープンワーク モデル」が登場するなど、女性の手元を美しく飾るジュエリーウォッチとして新たな道を切り拓くこととなります。
この6月に登場した新作「ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ」(各473万円、消費税込)もそうした系譜に連なるウィメンズライン。
ただし今回の新作は、数百もの宝石が隙間なく埋め込まれた絢爛豪華なジュエリーウォッチではありません。
ダイヤルには「ロイヤル オーク」伝統のプチタペストリーパターンを採用。蓄光処理を施したアプライド・アワーマーカーやロイヤルオーク針も、コレクションのデザインコードを正しく継承するものですが、特筆すべきはケースと一体化したブレスレット、それにベゼル天面に施された美しいフロステッドゴールド加工です。