BMWが欧州で2シリーズクーペの改良を発表、M2クーぺは20psアップし最高出力480psに

AI要約

BMW AGが2024年8月から段階的に生産を開始する2シリーズクーぺおよびM2クーぺの大幅改良を発表。

改良内容や特徴、新機能について詳細に紹介。

日本での導入時期は未定。

2シリーズクーペは02シリーズの系譜を受け継ぐ後輪駆動の2ドアコンパクトクーペで、M スポーツパッケージが全車に標準装備される。

M2クーぺはハイパフォーマンスモデルで、エンジン出力が向上し480psに到達。

さらに、スポーティなデザインや新機能が追加され、魅力が高まっている。

各車種の主要諸元やパフォーマンスについて、詳細なスペックを記載。

ボディカラーや内装の変更点、オプション装備にも触れている。

新型車の魅力や進化が伝わる要約。

BMWが欧州で2シリーズクーペの改良を発表、M2クーぺは20psアップし最高出力480psに

2024年6月13日(現地時間)、BMW AGは欧州で2シリーズクーぺおよびM2クーぺの大幅改良を発表した。 2024年8月から段階的に生産が開始され、世界中で販売が開始される。

2シリーズクーペは、1966年に登場した「02シリーズ」の系譜を受け継ぐ、プレミアム2ドアコンパクトクーペモデル。前輪駆動の2シリーズ グランクーぺ/2シリーズ アクティブツアラーとは一線を画し、現行型(日本では2022年2月に登場)はこのクラスで後輪駆動を採用する貴重な存在となっている。

前50:後50の理想的な重量配分を実現するプロポーション、俊敏なハンドリング性能を実現するワイドなフェンダーワークが、個性的でスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。

今回の大幅改良では、内外装に手が加えられたほか、M スポーツパッケージが全車に標準装備され、よりスポーティなデザインとなった。またMスポーツサスペンションが装備されることにより、ダイナミックな走りも実現している。

ボデイカラーはファイアレッドメタリックとスカイスクレイパーグレーを加えて、メタリック2色のソリッドと7色のメタリックを用意。M240i xDrive クーペ専用にザントフォールトブルーのソリッド塗装仕上げも設定されている。

インテリアはBMWオペレーティング システム 8.5をベースとしたQuickSelect採用により、デジタル化がさらに進められ、12.3インチの情報ディスプレイと 14.9 インチのコントロールディスプレイ、新デザインのM レザーステアリングホイールが装備される。

今回の改良で注目されるのは、M2クーぺの大幅な進化。M2クーぺはBMW M社が開発したハイパフォーマンスモデルだが、その3L直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最高出力が20ps向上し480psに到達。600Nmという最大トルクは、2650rpmから6130rpmの広い回転域で発揮される。

また、M セットアップ メニューから選択できるすべてのドライブ モードのアクセル マッピングと応答がさらに進化。8速AT仕様ではシフト特性も変更できる。なお、トランスミッションは8速ATに加え、ギアシフトアシスタントを備えた6速マニュアルも用意される。

エクステリアはレーシングカースタイルのディフューザー、ブラックのテールパイプ、ジェットブラック仕上げのM軽合金ホイールを装備。オプションでMカーボンルーフを注文することもできる。

ボディカラーは新たに「サンパウロイエロー」、「ファイアレッドメタリック」、「ポルティマオブルーメタリック」、「スカイスクレイパーグレーメタリック」などが選べるようになった。

新型2シリーズクーぺ、M2クーぺは2024年8月から段階的に生産が開始され、世界中で販売が開始される予定だが、日本導入時期は明らかになっていない。

【BMW M2クーぺ 主要諸元】

●全長×全幅×全高:4580×1887×1403mm

●ホイールベース:2747mm

●車両重量:1730kg *8速AT

●エンジン:直6 DOHCツインターボ

●総排気量:2993cc

●最高出力:353kW(480ps)/6250rpm

●最大トルク:600Nm/2650~6130rpm

●トランスミッション:8速AT(6速MT)

●駆動方式:FR

●タイヤサイズ:前275/35ZR19、後285/30ZR20

●0-100km/h加速:4.0秒(4.3秒)

●最高速:285km/h

※EU準拠