職場の若手に感じる価値観の違い、4位は「仕事中にスマホを触る」 トップ3は?

AI要約

Webメディアを運営しているネクストレベルは、社会人経験がある男女を対象にジェネレーションギャップに関する調査を行った。

若手と年上の間で感じられたジェネレーションギャップには、コミュニケーション方法や価値観の違いが顕著に現れている。

若手にとっては口頭よりもLINEやメールで連絡することが主流だが、年上は口頭でのコミュニケーションを好む傾向にあり、その他にもさまざまな価値観のぶつかり合いが起こっている。

職場の若手に感じる価値観の違い、4位は「仕事中にスマホを触る」 トップ3は?

 Webメディアを運営しているネクストレベル(横浜市)は、18歳以上の社会人経験がある男女を対象に「年上・年下に対する職場でのジェネレーションギャップ」についての調査を実施した。30~50歳の社会人のうち、職場の若手に対しジェネレーションギャップを感じた経験が「ある」と回答したのは74.2%、若手に感じる価値観のズレ1位は「連絡が口頭ではなくLINEやメールばかりなこと」(29.0%)だった。

 2位は「打たれ弱い」(28.7%)、3位は「仕事よりプライベート優先」(25.5%)、4位は「仕事中にスマホを触る」(21.7%)、5位は「電話・掃除などの雑務をしない」(20.7%)だった。

 1位の「連絡が口頭ではなくLINEやメールばかりなこと」と答えた人からは、「隣の席から明らかに直接話せばいいような内容をチャットで聞いてくる。わずらわしいのでその場で口頭で回答すると嫌な顔をされる」(40代女性)、「アルバイトで雇っていた学生が、開始10分前に『今日用事ができたので行けません』とLINEで送るだけでOKだと思っている」(30代男性)などの声が聞かれた。

 一方、若手からは「仕事上の重要なことをメールやメッセージではなく電話や口頭で伝えてくるため、後から振り返ったり残しておくことができない」(20代女性)、「社内の連絡ツールがあるのに口頭で伝えにくることがあり、伝達ミスがないようにするためのツールなのに理解していない」(30代女性)などの意見も挙げられた。

 2位の「打たれ弱い」と答えた人からは、注意する際に辞められたりハラスメントにならないようにと苦労している様子が、3位の「仕事よりプライベート優先」と答えた人からは、仕事より優先順位の高いものが多く、自分たちと価値観が違うと感じるという声が聞かれた。

 39歳以下の社会人経験がある人に、職場の年上の人に対してジェネレーションギャップを感じたことがあるかも尋ねた。「ある」と答えた割合は78.9%と、先輩が若手に感じるジェネレーションギャップの割合とほぼ同じく、8割近くが経験があると答えた。

 先輩に感じる価値観の違い1位は「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」(36.8%)、2位は「飲み会が好き」(32.3%)、3位は「根性・ガッツで仕事をする」(27.0%)、4位は「便利なツールを使えない」「同じ話を平気でする」(いずれも21.4%)だった。

 1位の「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」と答えた人からは、「注意をするときにいちいち人格否定をしてくる」(20代男性)、「制服の話で男性の前でも平気で、『あなたは胸がないからSサイズでしょ』と言われた時は目が点になった」(30代女性)などの体験談が聞かれた。

 一方、先輩からは「冗談を言っても冗談ととらえてくれず、真剣に悩んだりしているので気を付けないといけないと感じる」(40代男性)、「若い人は年上が言う冗談を真に受けがち」(30代女性)などの意見も挙がった。

 2位は「飲み会が好き」がランクインし、3人に1人が「ジェネレーションギャップを感じる」と回答。10位以内には入らなかったものの、11位には「酒を飲みすぎる・泥酔する」もランクインしていた。

 今回の調査は、18歳以上の社会人経験がある男女を対象にインターネットで行った。期間は5月17~28日、有効回答数は564人(男性188人、女性376人)。