米国務長官、ガザでの戦争は継続へ-ハマスが停戦案で複数の変更要求

AI要約

ブリンケン米国務長官は、バイデン大統領が公表した停戦提案について、ハマスが要求を巡って従来のスタンスを超える変更を要求してきたことを明らかにした。

停戦交渉はカタールとエジプトによる仲介で進められてきたが、ブリンケン氏が合意の見通しに慎重な見方を示唆している。

ブリンケン氏は、「ギャップは埋める可能性があるが、確実な解決は限定されている」と述べ、ガザでの戦争が続く可能性を指摘した。

(ブルームバーグ): ブリンケン米国務長官は、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の停止に向けてバイデン米大統領が公表した提案を巡り、ハマス側が従来のスタンスを超える複数の変更を要求してきたと明らかにした。

ブリンケン氏はドーハでの記者ブリーフィングで、ハマスの姿勢について、ガザでの戦争が「続く」ことを意味すると発言。その上で、「合意をまとめるべく、今後も迅速に対応していく」と述べた。

カタールとエジプトによる仲介で停戦交渉が進められてきたが、今回のブリンケン氏の発言は、合意の見通しに関して同氏が厳しい見方を持っていることを示唆する。

ハマス、バイデン米大統領の停戦案への回答送付

ブリンケン氏は「ギャップは埋めることが可能だと考えているが、確実に埋められるとは限らない」と語った。

原題:Blinken Says Hamas’ Cease-Fire Demands Mean War Will Continue(抜粋)

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