英建設PMI、5月は2年ぶり高水準 住宅は22年10月以来初の増加

AI要約

英建設業の購買担当者景気指数(PMI)が54.7と予想を上回り、2022年5月以来の高水準となった。

企業は今後の成長に向けて準備を進め、雇用と購買活動が拡大している。

サービス業を含む全セクターPMIは4月から低下し、サービス部門の成長鈍化が響いた。

英建設PMI、5月は2年ぶり高水準 住宅は22年10月以来初の増加

David Milliken

[ロンドン 6日 ロイター] - S&Pグローバルが6日発表した5月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は54.7で、4月の53.0から予想外に上昇し、2022年5月以来の高水準となった。

ロイター調査によると、エコノミストは52.5への低下を予想していた。PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

S&Pのエコノミクスディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「企業は今後数カ月のさらなる成長に向けて準備を進めており、仕事量の増加に伴って雇用と購買活動の両方が再び拡大した」と述べた。

土木工事、商業施設建設、住宅建設がいずれも増加した。住宅建設はトラス首相(当時)の「ミニ予算」が借り入れコストの急上昇と住宅購入の急減につながった直後に当たる22年10月以来初の増加となる。

サービス業、製造業、建設業を含む全セクターPMIは4月の54.0から53.1に低下した。サービス部門の成長鈍化が響いた。