〔東京株式〕マイナス圏を推移=米景気懸念(5日後場中盤)

AI要約

日経平均はマイナス圏を推移し、米景気鈍化を示す指標に不安が広がっている。

後場に入っても日経平均株価は軟調で、幅広い銘柄が売られている状況が続いている。

業種別株価指数では保険業や銀行業が下落し、不動産業や医薬品が上昇している。

 (14時)日経平均はマイナス圏を推移。米景気鈍化を示す指標が目立つ中、東京市場の引け後に発表される米国サプライ管理協会(ISM)の5月非製造業景況指数を見極める姿勢が広がり買いが入りにくい。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比362円72銭安の3万8474円74銭で始まり軟調。7割の銘柄が値下がりした前場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が売られている。

 (前引け)【プライム】東エレク <8035> など値がさの半導体関連株が売られ、日経平均株価は下落した。午前の終値は前日比309円86銭安の3万8527円60銭。東証株価指数(TOPIX)は、32.24ポイント安の2755.24。

 70%の銘柄が値下がりし、値上がりは26%。出来高は8億6061万株、売買代金は2兆3978億円。

 業種別株価指数(33業種)は保険業、銀行業、輸送用機器が下落。上昇は不動産業、電気・ガス業、医薬品など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は値を下げた。出来高は2億8308万株。

 【グロース】グロースCore、グロース250はともに軟調。

 (10時)10年物国債の利回り上昇が一服し、金融株を中心に下落。日経平均株価は下げ幅を拡大している。ただ、市場では「朝の売り一巡後はやや下げ渋る展開になるのではないか」(大手証券)との見方が出ている。

 (寄り付き)米長期金利の低下などを受けて進んだ円高の影響で幅広い銘柄が売られている。日経平均株価の始値は前日比183円37銭安の3万8654円09銭。