九州・沖縄への旅行「オフピーク」がお得な共同プラン…東急やソラシドエアなど交通5社が運用開始

AI要約

交通事業者5社が平日や閑散期に九州・沖縄への旅行を促すプランを共同導入。オーバーツーリズム対策と観光業支援の狙い。

プランでは航空券と宿泊サービスを利用し特典を得ることができる。周遊切符の販売やAI相談サービスも提供。

条件や制限付きだが、宿泊施設料金が従来より1泊1万円以上安くなるなど、お得感をアピール。

 東急やソラシドエア(宮崎市)など交通事業者5社は4日、平日や閑散期に首都圏などから九州・沖縄への旅行を促すプランを共同で導入すると発表した。休日を避けて分散させることでオーバーツーリズム(観光公害)対策につなげつつ、お得感を打ち出すことで需要を喚起し、地方の観光業を支援する狙いがある。

 参加するのは両社のほか、スターフライヤー(北九州市)とJR九州、ニッポンレンタカーサービスで、「オフピーク旅促進プロジェクト」として4日に運用を始めた。

 プランでは、ソラシドエアで往復便を予約し、東急が提供している定額制宿泊サービス「ツギツギ」を利用して九州・沖縄のホテルに泊まると、次回以降の旅行時に全国の対象ホテルを1泊無料で利用できる。ツギツギを3か月以上利用することなどが条件だが、東急は「ほとんどの施設で通常の宿泊料金と比べて1泊1万円以上安くなる」としている。

 スターフライヤーなど3社は、機内限定価格でのJR周遊切符の販売や、レンタカーの割引などで誘客を目指す。プランではほかに、対話型AI(人工知能)で旅先やホテル選びの相談を受けるサービスなども提供する。