【カンボジア】アンコール遺跡入場外国人、1~5月は37%増

AI要約

アンコール遺跡群を訪れる外国人の数が前年比で急増している。具体的には、1~5月には47万2,258人が訪れ、入場料収入も増加している。

観光省のトップは、観光業の回復が新型コロナウイルス感染症前のレベルに達していないが、良い兆候を見せていると述べている。

2023年の見通しでは、外国人入場数が79万8,000人を超え、入場料収入も3,700万米ドルに達すると予測されている。

 カンボジア北西部シエムレアプ州にある同国有数の観光地であるアンコール遺跡群を1~5月に訪れた外国人の数が、前年同期実績を4割近く上回った。クメール・タイムズ(電子版)が3日伝えた。

 同遺跡群などのチケット販売を管理する国営アンコール・エンタープライズが1日に発表した。1~5月の外国人入場数は前年同期比36.9%増の47万2,258人、入場料収入は38.2%増の2,220万米ドル(約35億円)だった。

 5月単月では、外国人入場数が5万879人、入場料収入が228万米ドルとなった。

 観光省のトップ・ソフィアック次官は、カンボジアの観光業は新型コロナウイルス感染症が流行する以前のレベルには達していないが、力強い回復を示しているとの見解を示した。回復の理由として、新たなシエムレアプ・アンコール国際空港の開港、豊かな文化遺産、素晴らしい風景を挙げている。

 2023年通期の外国人入場数は79万8,000人超、入場料収入は3.2倍の3,700万米ドルだった。