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インド中銀、ルピー安定化へ新規介入手段 内容は非公表
インド準備銀行は通貨ルピーの対ドルの過度な変動を抑えるため、新たな外国為替市場への介入手段を強化することを発表した。
具体的な中身はまだ明らかにされていないが、ルピー相場のボラティリティーを抑える戦術を変える方針である。
同中銀の24年3月期純利益が141%急増したが、引当金の減少による支出の圧縮が要因だった。
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Swati Bhat
[ムンバイ 30日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は30日発表した年次報告書(2023年4月―24年3月)で、通貨ルピーの対ドルでの過度な変動を抑えて秩序ある値動きを確保するため、今年度に新しい手段を用いて「外国為替市場への介入手段を強化する」と表明した。
ただ、具体的な中身は明らかにしなかった。
インド中銀は既にルピー相場のボラティリティーを抑える戦術を変えている。予め約定したフォワードレートと満期時レートとの差金のみをドルなど指定通貨で決済するノン・デリバラブル・フォワード(直物為替先渡取引、NDF)取引が、外貨準備高に大きく依存する直物(スポット)市場への介入を上回っている。
年次報告書によると、同中銀の24年3月期純利益は141%急増した。主に引当金減少により支出が大幅に圧縮されたことが要因だった。