アメリカ13州で竜巻が猛威、子供含む21人死亡…60万軒が停電

AI要約

米国各地で発生した竜巻や暴風雨による被害により、21人が死亡し、停電が相次いでいる。

竜巻で数百棟の家屋が破壊されたり、木が倒れたりするなど、激しい被害が広がっている。

各州で犠牲者が出たり、インディアナポリス500マイルの開始が遅れたり、停電が約60万軒に影響している。

 【ニューヨーク=山本貴徳】米国では週末から多数の竜巻や暴風雨が発生し、大きな被害が出ている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、27日昼(東部時間)までに少なくとも21人が死亡し、停電も相次いでいる。

 被害はアーカンソー州からウェストバージニア州まで13州に及び、東部にも広がっている。激しい竜巻で数百棟の家屋が吹き飛ばされたり、木が家に倒れたりするなど猛威を振るっているという。

 南部のテキサス州では、2歳と5歳の子供を含む7人が亡くなり、約100人が負傷した。アーカンソー、オクラホマ、ケンタッキーの各州でも犠牲者が出ている。

 悪天候を受け、世界三大自動車レースの一つ、インディアナポリス500マイル(インディ500)はスタートが4時間遅れた。南部や中西部などでは約60万軒が停電に見舞われた。