イランの次期最高指導者を選ぶ会議の議長、93歳の保守強硬派イスラム法学者を選出

AI要約

イランの次期最高指導者を選ぶ専門家会議が、保守派のイスラム法学者モハンマドアリ・モワヘディケルマニ師を議長に選出した。

モワヘディケルマニ師は保守強硬派であり、アリ・ハメネイ師の後継者候補と目されていたライシ大統領の死去により注目を集めている。

 【テヘラン=吉形祐司】イランの次期最高指導者を選ぶ専門家会議(定数88、任期8年)は21日、3月1日に改選されてから初の会合を開き、最高指導者アリ・ハメネイ師に近い保守強硬派で最高齢のイスラム法学者モハンマドアリ・モワヘディケルマニ師(93)を議長に選出した。任期は2年。

 モワヘディケルマニ師は保守強硬派政党の元党首で、専門家会議が発足した1983年から連続で委員を務める重鎮。ハメネイ師の後継者として有力視されていたエブラヒム・ライシ大統領が死去し、専門家会議に注目が集まっている。