ガザ海上搬送物資、国連が新たな輸送ルート 持ち去り受け

AI要約

米国がガザに設置した浮桟橋を使って搬入された支援物資の一部が持ち去られたため、国連が代替の輸送ルートを確立。

トラック10台分の支援物資が届いたが、11台分はパレスチナ人の群衆に持ち去られた。

新たな輸送ルートの確立により、さらなる持ち去りを防ぐために輸送停止中。

ガザ海上搬送物資、国連が新たな輸送ルート 持ち去り受け

Michelle Nichols Idrees Ali

[国連/ワシントン 21日 ロイター] - 米国がパレスチナ自治区ガザの海岸に先週設置した浮桟橋を使って搬入された支援物資の一部が輸送中にパレスチナ人の群衆に持ち去られたことを受け、国連は代替の輸送ルートを確立した。

搬入は17日に始まり、トラック10台分の支援物資がガザにある国連世界食糧計画(WFP)の倉庫に届いた。ただ、18日に届いたのはトラック5台分だけで、11台分はパレスチナ人の群衆がトラックを制止して持ち去った。

デュジャリック国連報道官は、トラックが支援物資の届いていない地域を走行していたため、群衆は「できる限りのものを持ち去った」と述べた。

WFPのアビール・エテファ広報官によると、さらなる持ち去りを防ぐために国連は新たな輸送ルートを確立。その間、桟橋からの輸送は停止された。デュジャリック氏によると、21日も停止が続いた。