国連安保理で黙とう イラン大統領事故死

AI要約

イランのライシ大統領らがヘリ墜落事故で死亡したため、国連安保理は黙とうを捧げた。

事務総長も哀悼の意を表明し、イラン政府や国民に対する支援を示した。

イランとイスラエルの対立が表面化し、エルダン国連大使から批判の声も上がっている。

 【ニューヨーク時事】イランのライシ大統領らがヘリ墜落事故で死亡したことを受け、国連安保理は20日の会合冒頭、1分間の黙とうをささげた。

 グテレス事務総長も報道官を通じて声明を出し、イラン政府や国民に哀悼の意を表した。

 ライシ師は2021年の就任後、各国首脳が集まる国連総会の一般討論演説に毎年参加。ヘリに同乗し死亡したアブドラヒアン外相は今年4月、パレスチナ情勢に関する安保理閣僚級会合に出席していた。

 イランと敵対するイスラエルのエルダン国連大使は20日、X(旧ツイッター)で、ライシ師は「数千人の殺害に責任がある」と指摘。安保理による黙とうに対し「なんと恥ずべきことか」と批判した。