トランプ氏、ゴルフ継続なら新たな警備態勢必要に 警護隊長官代行が伝える

AI要約

米大統領警護隊のロウ長官代行がトランプ前大統領と密かに会談し、ゴルフを続ける際の厳重警備態勢について議論した。

トランプ氏が所有するゴルフ場で暗殺未遂事件が起きたことから、警護体制に疑問が投げかけられている。

共和党副大統領候補の発言やホワイトハウス報道官のコメントにより、警備の重要性が浮き彫りとなっている。

トランプ氏、ゴルフ継続なら新たな警備態勢必要に 警護隊長官代行が伝える

Gram Slattery

[ワシントン 17日 ロイター] - 米大統領警護隊(シークレットサービス)のロナルド・ロウ長官代行が大統領選共和党候補のトランプ前大統領と密かに会談し、今後もゴルフを続けたいなら新たな厳重警備態勢を敷く必要があると伝えた。米紙ニューヨーク・タイムズが17日伝えた。

報道によると会談が行われたのは16日で、トランプ氏がロウ氏にゴルフを続けても安全かどうかを尋ねると、ロウ氏はシークレットサービスの見解として、メリーランド州ジョイントベース・アンドリュースにあるゴルフコースの方が軍の施設なので安全度が高いと答えたという。

トランプ氏が15日、自身が所有するフロリダ州のゴルフ場でプレー中に暗殺未遂事件が発生。同氏周辺などから警護体制が十分かどうか疑問の声が上がっている。

シークレットサービスの広報担当者は17日、トランプ氏は最高レベルの警護を受けていると強調した。

一方共和党副大統領候補のバンス上院議員は16日に「保守派とリベラル派の大きな違いは、(民主党大統領候補の)ハリス副大統領の暗殺を誰も試みていないことだ」と発言。ホワイトハウスのジャンピエール報道官が、ハリス氏に危険をもたらすと強く非難した。