「世界最古の日曜紙」売却か 新興メディアと交渉 英ガーディアン

AI要約

英ガーディアン・メディア・グループは、世界最古の日曜紙「オブザーバー」の売却交渉を進めていることを明らかにした。

新興企業のトータス・メディアと交渉中であり、オブザーバーは1791年創刊で233年の歴史を持つ。

トータスはデジタル版を強化し、紙版の発行も続ける方針で、2500万ポンド以上を投じる予定だ。

 【ロンドン時事】英ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は17日、所有する世界最古の日曜紙「オブザーバー」の売却交渉を進めていると明らかにした。

 新興企業の英トータス・メディアと独占的に交渉しているという。売却額は公表していない。

 オブザーバーは1791年創刊で、233年の歴史を持つ。英作家ジョージ・オーウェルが寄稿していたことでも知られる。1993年に日刊紙ガーディアンを発行するGMGに買収されたが、近年は紙版の販売減少に直面していた。

 BBCニュースの元幹部らが2019年に創業したトータスは、今後5年間で2500万ポンド(約47億円)以上をオブザーバーに投じてデジタル版を強化し、紙版の発行も続ける方針だ。