“最強台風”上海に襲来し建物崩壊…1800本倒木し上海ディズニーも休園に 日本周辺には新たな台風が

AI要約

台風14号が沖縄に最接近し、警戒が高まる一方、台風13号が中国の上海に上陸。その被害が相次いでいる。

台風13号は1949年以来の最強クラスで、倒木や停電などさまざまな被害が報告されている。

上海では観光地や公共交通にも影響が出ており、各地で台風の影響が広がっている。

“最強台風”上海に襲来し建物崩壊…1800本倒木し上海ディズニーも休園に 日本周辺には新たな台風が

台風14号は18日、沖縄に最接近する見込みで警戒が高まっています。

そして、沖縄を通り過ぎた台風13号は、中国の上海に上陸しました。

75年ぶり「最強台風」の襲来で被害が相次いでいます。

冠水した道路を車が走り去っていった直後、建物から、がれきが落下。

通りがかったバスは何とか止まり、被害を免れました。

フィリピンで6人の死者を出した台風13号が16日、中国・上海に上陸しました。

上陸時の中心付近の最大瞬間風速は42メートル。

勢力は1949年に上海を襲った台風を超え、最強クラスだといいます。

この強風の影響で、各地でさまざまな被害が出ました。

壁の一部が剥がれた建物は、次の瞬間、壁がさらに剥がれ、逃げ惑う人々のすぐそばに落ちてきました。

危険な瞬間は別の場所でも。

高層マンションの最上階の窓が風で飛ばされ、そのまま1階の駐車場まで落下しました。

この75年の間に台風が上陸したのは、わずか10回という上海。

現地のメディアは、危険と隣り合わせの状況で、その猛威を伝えていました。

中国のテレビキャスター:

今放送のこの画面は、はっきり見えないかもしれません。原因は我々のカメラが強風に包まれているのです。

さらに、町の至るところで倒木が発生。

映像では、バイクの目の前で木が倒れ、2車線を完全に塞ぐ様子も確認できます。

現地メディアによると、上海市内では暴風により、1800本以上の倒木と3万軒で一時停電が発生しました。

一夜が明けた17日、大きな木が根元から倒れていたり、幹の真ん中から折れてしまっている様子が確認できました。

相次ぐ倒木で一変した風景。

バイクを使って撤去した木を運ぶ様子も見られました。

台風の影響は観光にも及んでいます。

中国では「中秋節」という連休の真っただ中ですが、チケットカウンターに人の姿はありませんでした。

15日の夜以降、市内2カ所の空港では約1400便が欠航し、ロビーでは観光客が途方に暮れていました。

市内有数の観光地「上海ディズニーリゾート」も、台風が直撃した16日は、終日営業を休止。

17日は昼ごろから営業を再開していますが、台風の通過直後は、園内の至るところで木々が散乱し、倒木も見られました。

上海各地にさまざまな被害をもたらした台風13号は、すでに熱帯低気圧へと変わっています。

一方、大型の台風14号は、比較的速い速度で18日、沖縄、奄美地方に最も接近する見込み。

うねりを伴う高波に警戒し、大雨による土砂災害や落雷・突風に注意が必要です。