郵便投票始まらず 激戦州ペンシルベニア 米大統領選

AI要約

11月の米大統領選の期日前投票に関する問題が発生。ペンシルベニアでは投票用紙の到着が遅れ、投票が先送りに。

複数の異議申し立てが解決されず、投票用紙の発送が遅れている他の激戦州も存在。

一部地域では既に郵便投票用紙の発送が始まっている。

 【ワシントン時事】11月の米大統領選の期日前投票を巡り、激戦州の一つ東部ペンシルベニアでは16日、郵便投票の申請手続きの開始が定められた同日時点で投票用紙が届かず、投票は先送りになった。

 同州の選管によると、大統領選に関する複数の異議申し立てが州最高裁で解決しないことが理由。

 同州アダムス郡の選管担当者は取材に対し「投票用紙は月末には届くだろう」と語った。同州では、郵便投票を希望する有権者は郡の事務所など指定された場所で申請し、その場で記入して提出する仕組み。

 激戦州の南部ノースカロライナでも、8月下旬に大統領選から撤退したロバート・ケネディ・ジュニア氏の名前を用紙から除外するよう裁判所が指示したのを受けて郵便投票用紙の発送が遅れている。

 米メディアによると、11月の大統領選の最初の郵便投票用紙は先週、南部アラバマ州で発送が始まっている。