「世界中から集まった映像を見ている」…テスラ・オートパイロット部門の従業員が仕事内容を証言(海外)

AI要約

テスラのオートパイロットチームは世界中から集まる映像を見直して、ソフトウェアのトレーニングを行っている。

ある従業員が所属するチームでは、道路の車線から三角コーンまで、あらゆるものにラベル付けを行う。

オートパイロット部門の従業員が、そこでの仕事内容について語ってくれた。

「世界中から集まった映像を見ている」…テスラ・オートパイロット部門の従業員が仕事内容を証言(海外)

テスラのオートパイロットチームは世界中から集まる映像を見直して、ソフトウェアのトレーニングを行っている。

ある従業員が所属するチームでは、道路の車線から三角コーンまで、あらゆるものにラベル付けを行う。

オートパイロット部門の従業員が、そこでの仕事内容について語ってくれた。

この記事はテスラの従業員1人との会話をもとにしたものだ。従業員はプライバシー保護のため、匿名を希望した。Business Insiderはテスラのオートパイロットに関する取材で、この従業員の身元と雇用について確認し、その内容について裏付けをとった。文章の長さと明瞭さのため、編集を加えている。

私は2022年に、ニューヨーク州バッファローにあるテスラの工場で働き始めた。オートパイロットプロジェクトに携わる前、自動車や製造業の経験はなかった。

私の仕事は、テスラの車両が自動運転できるようにトレーニングすることだ。テスラには9台のカメラが搭載されており、オートパイロットチームがオートパイロット ソフトウェアに人間のように運転する方法を教えるためにデータを収集している。

顧客の車とテスラ内部のテストドライバーによって撮影された動画を毎日何時間もかけて見直している。我々は、車が道路の路肩を走らないようにすることから、工事で道路が閉鎖されたときや、一時停止の標識がある場合にどのように反応するかまで、あらゆることにラベルを付ける。

このプログラムには、よりよい完全自律走行とオートパイロットの体験を作るために組み合わされた異なる小さなプロジェクトがたくさんある。そして我々は、数週間から数カ月続く、集中的に取り組むプロジェクトに携わっている。例えば、道路標識のラベル付けや、車線が雪に覆われたときに雪のかたまりを判断する方法やそのときの運転方法など、天候状態に対する反応の仕方を教えるのに、数カ月かかることもある。