原発処理水問題などで売り上げ減 日本酒 中国市場で巻き返し
中国政府主催の展示会にて、日本酒関連企業が巻き返しを図っている。日本酒の輸出額が減少した背景や展望について報告。
JETROによると、過去最多の60社が出展し、日本酒関連企業も積極的に参加。中国の若者をターゲットに輸出を増やす方針。
処理水問題などで多くの日本料理店が閉店した影響もあり、日本酒企業はECと実店舗の組み合わせで売上を回復させたいとの意向。
中国政府が主催するサービスや貿易に関する展示会が北京で開かれました。原発処理水の問題などで、中国への輸出額が減少に転じた日本酒でも関連企業が巻き返しを図ります。
ブースを主催するJETROによりますと、今年は日本の企業や団体など過去最多の60社が出展しました。中国で人気のある日本酒は去年、処理水問題の影響などから中国への輸出額が2011年以来初めて減少に転じました。
「(おととしと比べて)去年の売上が30%下がった。この2年、福島の(処理水の)件などで多くの日本料理店が閉店した。今後はECと実店舗2つを組み合わせていきたい」(日本酒を取り扱う企業沈東社長)
日本酒などを取り扱う企業の出展数は、去年の3社から11社に増えているということで、中国の若者をターゲットに巻き返しを狙います。(ANNニュース)