トランプ氏、第3回討論拒否 ハリス氏「有権者への義務」 米大統領選

AI要約

トランプ前大統領が、ハリス副大統領との3回目の討論会に応じない考えを示し、ハリス氏は再開催を求めている。

両氏は初めての直接対決を終え、ハリス氏側が再戦を求めているが、トランプ氏は応じない姿勢を見せている。

トランプ氏は、課題は既に議論されたと主張し、ハリス氏との再討論会を拒否している。

 【ワシントン時事】米共和党のトランプ前大統領(78)は12日、SNSに「3回目の(大統領候補)討論会はない」と投稿し、11月の大統領選前に民主党のハリス副大統領(59)とのテレビ討論会に応じない考えを示した。

 これに対し、ハリス氏は同日、南部ノースカロライナ州の集会で「もう一度討論会を行うのは有権者への義務だ」と実施を迫った。

 両氏は10日の討論会で初めて直接対決に臨んだ。世論調査や多くのメディアで勝者と評されたハリス氏側は、再びの開催を求めていた。

 トランプ氏は「プロボクサーは負けたらまず再戦を求める。ハリスは即座に求めた」と主張。不法移民増やインフレなどの課題は既に「詳細に議論された」とし、保守系のFOXテレビなどによる討論会開催の提案にハリス氏側が応じなかったとも説明した。