イスラエル軍、人質6人殺害の現場だとする地下トンネルの映像公開

AI要約

イスラエル軍は10日、ハマスによって殺害された人質6人の現場を公開した。人質は音楽イベントから連れ去られ、その後拉致されていた。

殺害はイスラエルで大きな怒りと悲しみを引き起こし、ガザとの停戦や人質解放交渉が行き詰まっている状況だ。

100人の人質のうち、少なくとも3分の1が死亡しており、残りの解放に向けてイスラエル政府は措置を講じるよう求められている。

イスラエル軍、人質6人殺害の現場だとする地下トンネルの映像公開

イスラエル軍は10日、人質6人がイスラム組織ハマスによって殺害された現場だとする地下トンネルの映像を公開した。

映像は遺族およびイスラエルの安全保障関係閣僚らが閲覧した後、公開された。ロイターは、映像が撮影された場所や日付を独自に確認することはできなかった。

イスラエル軍のハガリ報道官によると、人質は8月29日夜に殺害された。人質の遺体はそのおよそ2日後、ガザ南部のラファで発見された。犠牲者のうち5人は、昨年10月にハマスが襲撃した音楽イベント会場から連れ去られた。

人質殺害は、イスラエル国内で激しい怒りと悲しみを招いた。ガザの停戦と残りの人質解放に向けた交渉は行き詰まっている。イスラエルとハマスの双方が、この膠着状態を巡り互いを非難している。

イスラエルで先週行われた大規模な抗議デモは、政府に対し人質解放に向けさらなる措置を求めた。ガザには約100人の人質が残っているが、少なくともその3分の1がすでに死亡したとみられている。