ロシア国営テレビ編集長に制裁 米政府、偽情報で選挙介入と発表

AI要約

米政府はロシアが11月の米大統領選に介入するため国営テレビRTを通じてプロパガンダや偽情報を拡散していると指摘し、制裁対象に追加した。

前回大統領選を巡るロシアの介入を巡り、マネーロンダリングに関与したとしてRT職員2人が起訴された。

2024年の大統領選挙が近づく中、米政府はロシアの影響力を警戒している。

 【ワシントン共同】米政府は4日、ロシアが11月の米大統領選に介入するため国営テレビRTを通じてプロパガンダや偽情報を拡散していると発表し、RTのシモニャン編集長ら10人と2団体を制裁対象に追加した。マネーロンダリング(資金洗浄)に関与したとしてRT職員2人を大陪審が起訴したことも明らかにした。

 2016年の前回大統領選を巡り、米政府はロシアがサイバー攻撃を通じて介入したと結論付けている。民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が対決する選挙が2カ月先に迫り、神経をとがらせている。