ハリス氏とトランプ氏、支持率で拮抗 米大統領選の最新調査

AI要約
米キニピアック大学の世論調査で、ハリス副大統領とトランプ前大統領の支持率が拮抗していることが明らかになった。女性や若年層、黒人の支持率ではハリス氏が優勢。一方、男性や政策別ではトランプ氏がリードしている。調査は全国の有権者1611人を対象に行われた。

(CNN) 米キニピアック大学が今月19~22日に開催された民主党全国大会後に実施した世論調査で、今秋行われる大統領選の民主党候補のハリス副大統領の支持率は49%、共和党候補のトランプ前大統領の支持率は47%と拮抗(きっこう)していることが明らかになった。

無党派層に限ってみると、両氏の支持率は45%で並んでいる。だが男女別では支持率は大きく異なり、無党派層の女性の58%がハリス氏を支持すると回答したのに対し、トランプ氏支持は37%だった。男性に限ると支持率は逆転し、57%がトランプ氏を、39%がハリス氏を支持すると回答した。

若年層(18~34歳)や黒人の有権者の間ではハリス氏が優勢だった。若年層の支持率はハリス氏が52%、トランプ氏は39%。一方、黒人の間ではハリス氏が75%、トランプ氏が20%だった。だがこうした差は、バイデン大統領とトランプ氏が戦った2020年の大統領選の出口調査結果からは縮小している。

ヒスパニック系の有権者の間の支持率はハリス氏、トランプ氏共に48%だった。

政策別では、トランプ氏は経済やインフレ、移民、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争に関してハリス氏より評価が高かった。一方、ハリス氏は気候変動や人工妊娠中絶、民主主義の維持、銃暴力の政策の評価でトランプ氏をリードした。

調査は全国から無作為に抽出された有権者1611人を対象に、23~27日に電話で行われた。サンプル抽出の誤差はプラスマイナス2.4%となっている。