中国、天津司教を承認 バチカン発表

AI要約

ローマ教皇庁(バチカン)は、中国の天津教区の司教が正式承認されたことを発表した。

司教は中国政府公認組織への加入を拒否し、中国側が承認していなかったが、バチカンは長年の対話の成果として歓迎している。

バチカンと中国は長年対立していたが、2018年に暫定合意に達し、司教は前任者から教区を引き継いでいた。

 【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は27日、中国が天津教区の司教を正式承認したと発表した。ロイター通信などによると、司教は中国政府公認組織への加入を拒否したため、中国側が承認していなかった。バチカンは「長年にわたる対話の前向きな成果だ」と強調した。

 バチカンと中国は、中国での司教任命権を巡り長年対立していたが、2018年に暫定合意に達した。司教は19年に前任者から教区を引き継いでいた。