「誰にも話したことがない」故ロビン・ウィリアムズさんの心温まる思い出を共演者が明かす

AI要約

10年前に亡くなった俳優のロビン・ウィリアムズさんとの思い出を、サリー・フィールドさんが明かす。

撮影中に父親が亡くなり、ウィリアムズさんがサポートしてくれたエピソード。

ウィリアムズさんの進行性の脳疾患と、フィールドさんの感謝のコメント。

「誰にも話したことがない」故ロビン・ウィリアムズさんの心温まる思い出を共演者が明かす

俳優のサリー・フィールドさんが、10年前に亡くなった俳優のロビン・ウィリアムズさんとの「今まで誰にも話したことがない」という思い出を、ヴァニティフェアのインタビューで明かした。

フィールドさんは、1993年の映画『ミセス・ダウト』で、ウィリアムズさんと離婚した夫婦役を演じた。

この作品の撮影中、フィールドさんは父親を亡くしたという。

 「父はこの数年前に脳卒中で倒れて介護施設に入っていました。離婚シーン撮影のために法廷の外の駐めたキャンピングカーにいる時に医師から電話があり、父が重い脳卒中で亡くなったと言われたんです」とインタビューで語っている。

人工蘇生器を使用するかどうか聞かれたフィールドさんは、父親が望んでいなかったため使わないと決断。

取り乱してはいたものの、涙を見せずに仕事に戻り「全力で演技に挑んだ 」と語った。

しかしウィリアムズさんは何かがおかしいと感じたようで、フィールドさんをセット脇に連れていき大丈夫かと尋ねたという。

フィールドさんが父親のことを告げると、ウィリアムズさんは「それは大変だ、今すぐ君をここから出してあげなきゃいけない」と言ったと振り返っている。

「彼はそれを実現してくれました――その日の残りの撮影を、私が出演するシーンにしてくれたのです。おかげで家に戻り、きょうだいに電話をして必要な手配ができました」

「これはほとんど知られていない一面だと思うのですが、ロビンはとても繊細で直感的な人でした」

ウィリアムズは2014年8月に63歳で亡くなった。検視の結果、レビー小体型認知症と呼ばれる進行性の脳疾患を患っていたことが判明した。

『グッド・ウィル・ハンティング』や『いまを生きる』など数々の作品に出演したウィリアムズさんは、多くのファンに愛され、時には理想の父親のように感じさせる俳優だった。

亡くなった時には、『ミセス・ダウト』の続編の制作も発表されており、突然の死に家族やファンはショックを受けた。

ウィリアムズさんが亡くなった時、フィールドさんは「がくぜんとして悲しみに暮れています」とコメントしている。

「彼は人を笑わせた時にいつも輝いていました。生涯を通じて人々を笑わせ続けた人でした…休むことなく。唯一無二の存在であり、彼のような人は他にはいないでしょう。神様、どうか彼を安らかに眠らせてあげてください」