ドイツの空港4カ所に環境活動家が侵入、一部で運航一時停止

AI要約

環境団体の活動家がドイツの4つの空港に侵入し、一時的に航空便の運航を停止させた。ニュルンベルク空港では運航が1時間余り中断し、影響を受けた便もあった。他の空港では警察が速やかに対処し、影響はなかった。

活動家の行為に対し、内相は厳罰を求める一方、空港のセキュリティー強化を促している。

環境保護のためとはいえ、活動家の行動は危険かつ愚かであり、社会的影響も考慮すべきである。

ドイツの空港4カ所に環境活動家が侵入、一部で運航一時停止

[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツの4つの空港に環境団体の活動家が侵入し、ケルン・ボン、ニュルンベルク両空港で15日朝、航空便の運航が一時停止した。

環境保護団体「ラストジェネレーション」は、8人の活動家がベルリン、ケルン・ボン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの各空港で運航を停止させたり減らしたりしたとする声明を発表した。滑走路には入らなかったという。

ニュルンベルク空港は運航が1時間余り中断し、6便が遅延、1便が欠航、1便が経路変更になったと発表した。

ケルン・ボン空港は0525GMT(日本時間午後2時25分)から運航を再開したが、まだ若干の遅れが予想されるとしている。

ベルリン・ブランデンブルク空港では警備に当たっていた警察官がフェンスを突き破って侵入した活動家2人を排除した。警察の広報担当者は航空便の運航に影響はなかったと述べた。

シュトゥットガルト空港は、誘導路をふさいだ2人を警察が直ちに拘束したため影響はなかったと明らかにした。

フェーザー内相は活動家の「犯罪行為は危険で愚かだ」とXに投稿した。同省はこうした行為に対して厳しい刑罰を提起し、空港には施設のセキュリティーを大幅に強化するよう求めていると説明した。