韓国 きょうのニュース(8月7日)

AI要約

韓国では15日以降も高温が続く見込みで、平年よりやや高い気温が続く予報。

北朝鮮住民1人が南北中立水域を越えて亡命し、韓国へ到着。その他の脱北者と同様に関係機関で調査中。

カカオ創業者が株価不正操作で逮捕され、起訴。SMエンタ買収に絡む疑惑が浮上している。

韓国 きょうのニュース(8月7日)

◇15日以降も暑くなる見通し 例年と異なり高温続く

 韓国では例年、15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)が過ぎると暑さが和らぐが、今年は記録的な猛暑となった2018年のように15日以降も暑さが続きそうだ。気象庁が8日発表した中期予報によると、11日から18日までの予想気温は最低気温が23~26度、最高気温が30~35度で、平年に比べやや高い水準を維持する見通しだ。

◇北朝鮮住民1人 漢江河口の南北中立水域越え亡命

 北朝鮮住民1人が8日、黄海に注ぐ漢江河口の南北中立水域を越えて韓国側の喬桐島に着いた後、亡命の意思を示したことが分かった。韓国軍の複数の消息筋が明らかにした。韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官はこの日の国会国防委員会で、北朝鮮住民の亡命に関する質問に対し「関係機関で調査中」と答えていた。

◇株価不正操作で逮捕のカカオ創業者を起訴

 ソウル南部地検は、大手芸能事務所「SMエンタテインメント」の買収に絡み、同社の株価を不正につり上げたとして逮捕したIT大手「カカオ」の創業者で経営刷新委員長の金範洙(キム・ボムス)氏を資本市場法違反の罪で起訴したと発表した。検察によると、金氏は昨年2月、SMエンタの経営権を巡り対立する総合エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)による株式公開買い付け(TOB)を妨害するため、SMエンタの株価をつり上げてHYBEが提示した買収価格を上回るよう操作したとされる。

◇与野党 臨時国会でク・ハラ法と看護法を採決へ

 与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」は、8月の臨時国会でいわゆる「ク・ハラ法」と看護法について、採決することで合意した。「ク・ハラ法」は養育義務を怠った父母の相続権を剥奪する内容を柱とする民法改正案で、2019年に亡くなったガールズグループKARA(カラ)の元メンバー、ク・ハラさんの遺産を巡る訴訟をきっかけに改正が推進されている。看護法制定案には、医師の一部の診療業務を行えるようにした診療補助(PA)看護師の法制化が盛り込まれた。

◇韓国の24年経済成長率見通し 2.5%に引き下げ

 政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は、韓国の24年の経済成長率見通しを今年5月に発表した2.6%から0.1ポイント引き下げ、2.5%と予想した。輸出は従来の見通しより強い回復傾向を示すが、高金利が予想より長期化し、内需不振で景気回復が遅れる可能性があるとの見方を示した。内需の鈍化により、消費者物価上昇率の見通しも2.6%から2.4%へ0.2ポイント引き下げた。

◇北朝鮮選手へのサムスン製スマホ提供 韓国政府「制裁違反の可能性」

 パリ五輪に出場している北朝鮮選手に五輪スポンサーである韓国・サムスン電子のスマートフォンを提供したのは国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反している可能性があるとの指摘について、韓国の外交部当局者、安保理決議によりすべての産業用機械類の北朝鮮への供給、販売、移転は禁止されているとし、「スマートフォンはこれに該当する禁輸品」との見解を示した。IOCはパリ五輪に出場した選手全員にサムスンの折り畳み式スマホ「ギャラクシーZフリップ6」を提供した。