NZの第2四半期失業率、4.6%に上昇 賃金の伸びはやや加速
ニュージーランドの第2・四半期失業率が前期比で上昇し、就業者数は増加。
失業率の上昇は給付金受給者の増加や求人数の減少など他の経済指標と一致。
賃金の伸びはやや加速し、労働参加率は71.7%。
Lucy Craymer
[ウェリントン 7日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が7日発表した第2・四半期の失業率は4.6%と、第1・四半期(改定値)の4.4%から上昇した。
一方、就業者数は前期比0.4%増加。賃金上昇もやや加速した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は失業率が4.7%、就業者数は0.2%減だった。
統計局の労働市場担当者は「失業は2022年以降増加し、第2・四半期の失業率は21年3月以来の高水準となった」と指摘。「最近の失業率上昇は給付金受給者の増加、求人数の減少、1人当たり国内総生産(GDP)の減少など他の経済指標と一致している」と述べた。
民間部門の賃金の伸びは0.9%と、前期の0.8%からやや加速。エコノミスト予想も0.8%だった。
労働参加率は71.7%。