グーグルで夢の仕事に就いたX世代…彼は応募しなかったが30万ドルのオファーを受けた(海外)

AI要約

43歳のマーク・ボードマンは、グーグルでの仕事を諦めかけていたが、高給のオファーを受けて驚きを感じた。

大手テック企業は若い年齢層を採用する傾向があり、年齢が高くなると就職が難しくなるが、ボードマンのように年齢を重ねてからでも可能だと証明している。

彼の経験から、年齢を重ねてからでもテクノロジー分野に就職するためのヒントを得ることができる。

グーグルで夢の仕事に就いたX世代…彼は応募しなかったが30万ドルのオファーを受けた(海外)

43歳のマーク・ボードマンは、32万ドルのオファーを受けたとき、グーグルで働くには年を取りすぎていると思ったという。

この提案を受け入れる前、ボードマンはボストン・コンサルティング・グループに勤務し、グーグルはクライアントだった。

ボードマンのように年齢を重ねても巨大テック企業に就職できる秘訣を紹介する。

この記事はマーク・ボードマンへの取材に基づいている。Business Insiderは彼の雇用と給与を確認した。

43歳のマーク・ボードマン(Mark Boardman)は、グーグル(Google)で働くという夢をほぼ諦めかけていた。

約10年前、ボードマンはグーグルの採用に応募して面接に進んだが、採用担当者が退職してチャンスを失った。それが彼の最後の応募だ。

数カ月前までボードマンはボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group:BCG)に勤務し、グーグルをクライアントとしていた。彼がグーグルと仕事をし始めてまもなく、グーグルクラウド(Google Cloud)の営業チームの職の話が彼に持ちかけられ、最終的に25万6000ポンド、つまり32万ドル(約5141万円)以上の報酬がグーグルから提示されたという。

グーグルの仕事は高給と福利厚生が魅力的で、これまでで最高の転職だったとボードマンは語っている。また、グーグルのような企業に引き抜かれるには年を取りすぎていると思っていた彼は、このオファーには驚いたと話している。

大手テック企業は若い年齢層を採用することが多い。20年ほどの実務経験を積んでしまうと、候補者をその企業になじませるのが難しくなるのが理由のひとつだとボードマンは指摘している。統計的には彼の言うことは正しい。

アメリカの労働省労働統計局(BLS)によると、45歳を超えると技術職の募集が減少するという。年齢での差別を証明するのは難しいが、何人かの年齢が高い労働者は、仕事を見つけるのに苦労していることを口にしている。あるテクノロジー職の労働者は解雇され、30年の経験を積んでいるのにも関わらずこの分野での仕事には年を取りすぎていると言われたという。

だがボードマンが証明しているように、年齢が高くなってから大手テック企業に就職することは可能だ。企業は従業員層の多様化を目指しており、さまざまな年齢層の候補者を採用することはその一環だとボードマンは言う。

彼の話は年齢を重ねてからテクノロジー分野に就職するためのヒントになるだろう。