中国東部で記録的猛暑、43度超えも 電力需要急増

AI要約

中国東部が記録的猛暑に見舞われ、江蘇省、浙江省では酷暑が最長であと10日続く見込み。

気温が43.9度まで上昇し、浙江省杭州市では41.9度の歴史的高温を記録。40度を超える暑さが11日まで続くと予想。

中国は過去最高の気温を記録し、干ばつのような状況で農作物に被害が出るなど、猛暑の影響が広がっている。

中国東部で記録的猛暑、43度超えも 電力需要急増

[北京 5日 ロイター] - 中国東部が記録的猛暑に見舞われている。江蘇省、浙江省の沿岸都市では酷暑が最長であと10日続くと予想されている。

中国国営中央テレビ(CCTV)によると、中国東部と北西部では浙江省、江蘇省、上海、安徽省、新疆ウイグル自治区でここ数日間に最高43.9度まで気温が上昇した。

浙江省の省都・杭州の観測所では3日に41.9度の歴史的高温を記録。11日まで40度を超える暑さが続くと予想されている。

中国は今春の気温が現代の統計を開始した1961年以来の高い水準となったのに続き、5月の気温は過去最高を記録。6月には中部で干ばつのような状況が数週間続き、農作物に被害が出た。

夏場の猛暑の中、エアコン需要拡大で電力使用量が増えているため、供給不足が生じる恐れも出ている。

国家電網浙江電力は先月から、電力使用を日中のピーク時間帯とずらすため、電気自動車(EV)の充電を夜遅い時間に行うよう推奨している。