米国の関与否定 ハマス最高指導者殺害 ブリンケン氏

AI要約

米国務長官は、パレスチナのハマス指導者殺害に関与していないと述べる。

パレスチナ情勢の影響については予測困難とし、ガザでの停戦を訴える。

米国はガザ紛争の拡大を防ぐために関心を持ち続けると強調。

 【シンガポール時事】アジア歴訪中のブリンケン米国務長官は31日、パレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が殺害されたことについて「米国は(事前に)認識しておらず、関与もしていない」と述べた。

 パレスチナ情勢への影響に関しては「推測するのは非常に難しい」と語るにとどめた。

 訪問先のシンガポールでテレビ局チャンネル・ニューズ・アジアのインタビューに応じた。ブリンケン氏は、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとハマスが停戦を実現するよう訴え、「より永続的な平和と安全のため、事態を良い方向に導くことが極めて重要だ」と指摘。さらに「米国は、ガザでの紛争が周辺に拡大しないように注意を払ってきており、今後も継続する」と強調した。