ヒズボラとイスラエル、軍事衝突は不可避でない=米国防長官

AI要約

オースティン米国防長官は、レバノンのヒズボラとイスラエルの軍事衝突が不可避ではないとの認識を示し、エスカレートする可能性を懸念している。

イスラエルがゴラン高原でロケット弾攻撃を受け、12人が死亡。ヒズボラが関与を否定しており、外交努力が続く。

オースティン氏は戦闘を避けたいと述べ、外交的な解決を望んでいると語った。

ヒズボラとイスラエル、軍事衝突は不可避でない=米国防長官

[マニラ/エルサレム/ベイルート 30日 ロイター] - オースティン米国防長官は30日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの軍事衝突は不可避ではないとの認識を示し、事態がエスカレートする可能性を懸念していると述べた。

イスラエルが占領するゴラン高原で27日、サッカー場にロケット弾攻撃があり、子どもを含む12人が死亡した。イスラエルと米国はヒズボラが攻撃したと非難しているが、ヒズボラは関与を否定している。

外交筋によると、レバノンの首都ベイルートや主要インフラに対しイスラエルが報復攻撃を行わないよう、米国などが外交努力を続けている。

オースティン氏は訪問先のマニラで記者会見し「イスラエル北部の国境で多くの動きが見られるが、これが本格的な戦闘にエスカレートすることを懸念している」と述べた。

「戦闘が避けられないとは思っていない。われわれは外交的な方法で物事が解決することを望んでいる」と語った。