【パリ五輪】7つの驚くべき数字が明かす、2024年夏季オリンピックのコスト(海外)

AI要約

パリ2024オリンピックは7月26日に開会し、82億ドルの費用が投じられる見込み。

パリ1924年大会と比較すると、参加国数や費用が大幅に増加している。

新たな競技会場の建設に多額の投資が行われており、大会の成功に向け準備が進められている。

【パリ五輪】7つの驚くべき数字が明かす、2024年夏季オリンピックのコスト(海外)

パリ2024オリンピックは7月26日(日本時間27日)に開会する。

WalletHubによると、その費用は82億ドル(約1兆2800億円)にのぼると見られている。

インフラ投資に32億ドルが投じられたと見られている。

100年前にパリでオリンピックが開催されてから、多くのことが変わった。

オリンピック・スタディ・センターの『A Look At Olympic Costs』によれば、1924年のパリ大会には当時、史上最多の44カ国が参加し、その費用は1000万フラン(約17億7000万円)に上ったとみられている。

2024年大会には200以上の国や地域などから選手が参加し、その開催費用は82億ドルにのぼると見られている。

スタジアムから警備まで、パリ2024オリンピックの開催と参加にかかる最も目を見張るような費用の内訳をWalletHubの最新レポートやオリンピックのデータをもとに見ていこう。

パリは夏季五輪を3度開催している2つの都市のうちの1つだ。1900年、1924年、そして2024年だ(夏季五輪を3度開催しているもう1つの都市はロンドン)。

WalletHubは今大会の開催にかかる費用は82億ドルと見積もっているが、メディアによっては100億ドルとも報じている。いずれにせよ、近年開催された夏季五輪に比べるとコストは抑えられている。

これまでで最も費用がかかった夏季五輪は2020年の東京大会で推定200億ドル、次いで2012年のロンドン大会の171億ドル、2016年のリオデジャネイロ大会の156億ドル(いずれもインフレ調整後)だったとMarketWatchは2021年に報告している。

WalletHubによると、今大会ではインフラに推定32億ドルが投じられた。大会のために建設された2つの新たなスタジアム ── アクアティクス・センターとポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ ── もこれに含まれる。

アーティスティックスイミング、水球、飛込みの競技会場となるアクアティクス・センターの建設には、2億400万ドルかかったとSwimSwamは伝えている。

一方、新体操やバドミントンの競技会場となるポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナの建設には、1億5000万ドルかかったとAP通信は報じている。