バイデンを襲った年齢リスク…「トランプにブーメランとして返ってくる場合も」

AI要約

トランプ氏がバイデン大統領の退任をからかうも、年齢と健康問題が逆転し、バイデン氏代わりの候補としてハリス副大統領が注目される状況になっている。

トランプ氏が再選すれば歴史上最高齢での就任になるが、健康情報の非公開や認知機能への疑念が広がる中、年齢問題が浮き彫りになっている。

ハリス陣営はトランプ氏の年齢を批判し、共和党の候補指名に対する疑念を示唆する声明を発表している。

バイデンを襲った年齢リスク…「トランプにブーメランとして返ってくる場合も」

米国大統領選挙から退いたバイデン大統領に対して、トランプ前大統領は「目が覚めたら選挙から撤退したことを忘れているのではないか」としてSNSを通じて嘲笑した。

だがAFP通信は23日、バイデン大統領を狙った年齢と健康問題が「バイデン大統領が退き、78歳であるトランプにブーメランとして返ってくる場合もある」と指摘した。

バイデン氏に代わる候補として59歳のカマラ・ハリス副大統領が浮上する中で、アメリカン大学の政治学者マシュー・フォスター氏は「力学関係が劇的に変化した」と診断した。年齢と健康問題に対する両陣営の立場が逆転したのだ。

トランプ氏が11月米国大統領選挙で勝利すれば、米国歴史上最高齢で就任する大統領になる。またAFP通信はトランプ氏もミスを繰り返して前後見境がない長広舌を振るうことが増えたと指摘した。

トランプ氏は今年1月支持者に対して認知機能テストを完了して「高い点数」を受けたと主張し、「(認知機能が)悪くなれば教える」と話した。しかしAFPはここ数年間、トランプ氏に対する健康情報がほとんど公開されなかったと伝えた。

ABC放送が7月中旬に実施した世論調査によると、回答者の60%はトランプに対しても二度目の大統領任期に挑戦するには年を取りすぎているという意見だった。

ハリス大統領選挙チームのジェームズ・シンガー報道官はAFPに対して「共和党は数十年間労働者をだましてきた78歳の有罪判決を受けた犯罪者ドナルド・トランプを候補に指名した」と、声明を通じてトランプ氏の年齢問題に触れた。