トランプ氏登場で初日から最高潮の共和党大会 「顔が疲れている」と心配の声も

AI要約

トランプ前大統領が共和党大会に登場し、大歓声を浴びる一方、心配する声も上がる。

トランプ氏が副大統領候補にバンス上院議員を指名し、会場からはバンス氏への呼称である「J・D」コールが起こる。

応援演説では、銃撃事件の犠牲者をたたえ、結束を訴える上院議員らが登場する。

トランプ氏登場で初日から最高潮の共和党大会 「顔が疲れている」と心配の声も

【ミルウォーキー=渡辺浩生】「U・S・A! U・S・A」-。白いガーゼのようなもので右耳を覆ったトランプ前大統領が15日、共和党大会の会場に登場すると、各州代議員は拳を高く突き上げ、大歓声で「われわれはトランプを望む」と合唱。トランプ氏が笑みを浮かべてVIP席に座り、手を振る姿に「顔が疲れているわ。痛々しい」(カリフォルニア州出身の女性)と心配する声が上がる一方、副大統領候補に指名したバンス上院議員と並ぶと、声援は最高潮に達した。

初日から主役も演出もトランプ氏だった。代議員が自身への大統領候補指名を発表する最中、同氏は会場外から交流サイト(SNS)を通じ、副大統領候補にバンス上院議員の起用を発表。会場からはバンス氏の呼称である「J・D」コールが起こった。

その後の応援演説では、上院議員や州知事らが、今回の銃撃事件で家族の「盾」となって犠牲になった元消防士の勇気をたたえ「米国はトランプ氏の下でもう一度まとまるべきだ」と訴え、結束を確認した。