「USAコール」が会場に響き…暗殺未遂事件から生還のトランプ氏ガッツポーズで登場 副大統領候補には39歳ベストセラー作家

AI要約

暗殺未遂事件から2日がたった日本時間の16日、トランプ前大統領が共和党大会の会場に姿を見せ、支持者から熱狂的な歓迎を受けた。

銃弾が貫通した右耳にはガーゼを巻いていたものの、トランプ氏は元気に手を振り、USAコールに応え、大統領候補としての決意を示した。

共和党はトランプ氏を正式な大統領候補とし、副大統領候補にJ.Dバンス氏を指名。支持者からは再びトランプ政権を期待する声が上がっている。

「USAコール」が会場に響き…暗殺未遂事件から生還のトランプ氏ガッツポーズで登場 副大統領候補には39歳ベストセラー作家

暗殺未遂事件から2日がたった日本時間の16日、大統領候補を正式に決定する共和党大会の会場に、トランプ前大統領が姿を見せた。

銃弾が貫通したという右耳に、白いガーゼのようなものを付けて登場したが、その様子は、支持者の声援に応えて手を振ったり拍手をしたり、暗殺未遂事件以前と変わらなかった。そんなトランプ氏の姿を見た会場からは、「USAコール」がわき起った。

暗殺未遂事件から2日たった日本時間の16日午前11時すぎ、トランプ前大統領が、大統領候補を正式に決定する共和党大会の会場に姿を見せた。

場内では「彼は今夜、勇気を示すためにここにいます。そして彼は次のアメリカ大統領になるでしょう」というアナウンスが響き渡った。

銃弾が貫通したというトランプ氏の右耳には、白いガーゼのようなものがついている。しかし、支持者の声援に応えて手を振ったり拍手をしたりする様子は、暗殺未遂事件以前と変わらないよに見える。

会場から「USA!USA!USA!」といった「USAコール」がわき起ると、トランプ氏もそれに応え「USA」と口にし、笑顔を見せた。

さらに「WE LOVE トランプ!」といった声援も上げられ、会場はトランプ氏一色となっていた。

共和党議員:

とても感動しました。泣きそうになりました。彼(トランプ氏)は、多くの人たちが、会いたがっているのを分かっているのでしょう。

2日前、トランプ氏が演説中に銃撃されたときも、命を狙われ耳から流血したにもかかわらず、とっさにこぶしを大きく挙げて無事をアピール。

さらに「大丈夫ですよ」というシークレットサービス対して「靴を取らせてくれ」と裸足のまま現場を離れる姿を支持者に見せたくなかったのか、靴を履くことにこだわったトランプ氏。

「強い大統領候補」という印象を与えた。

そうしたなか始まった共和党大会で、壇上に立った共和党の関係者や支持者たちからは…

共和党支持者:

トランプ氏を47代の大統領にしなければいけません。

他にも「彼をホワイトハウスに戻しましょう」「トランプ氏が言うように、アメリカを再び偉大な国にしなければなりません」といったトランプ氏へのエールが次々と送られた。

こうした声に、トランプ氏は立ち上がったり拍手をして応えた。党大会の初日に、候補者が姿を見せるのは珍しいという。

これに先立つ日本時間の16日朝には、代議員による投票で、トランプ氏が正式に党の大統領候補に指名された。その時会場では、大興奮となり、踊り出す人の姿も見えた。

副大統領候補には、上院議員のJ.Dバンス氏が指名された。

アメリカの繁栄から取り残された「ラスト・ベルト」と呼ばれるエリアの一部、オハイオ州出身の39歳で、白人労働者階級を取り上げた著書がベストセラーになった人物だ。

「アメリカ第一主義」を掲げ、トランプ氏に強い忠誠心を示している。

共和党支持者:

とてもいいと思う。トランプ政権となじめるし、良いチームになると思う。

さらに、他の共和党支持者からも「彼は若いし活気があります。頭もいいし、苦労人なので、副大統領として良い仕事をすると思います」といった期待の声が聞かれた。

(「イット!」7月16日放送より)