イラン大統領選の決選投票が5日に行われる。改革派と保守強硬派が激しく競う中、喫緊の焦点は核開発問題に対する対立の転換にある。
第1回投票では改革派がリードし、保守強硬派の票が分散した。候補者の動向や投票率が勝敗を左右する見通しとなっている。
最終結果は6日以降に明らかになる見込みである。
【テヘラン共同】イラン大統領選の決選投票が5日に行われる。対外融和路線を掲げる改革派と、欧米との対立を辞さない保守強硬派の一騎打ちで、4日発表の政府系機関の世論調査では改革派がリード。核開発問題で深まった欧米との対立が転換するかどうかが焦点となる。第1回投票で3位だった保守強硬派の票の流れや投票率が勝敗を左右しそうだ。大勢判明は6日以降の見通し。
6月28日の第1回投票ではライシ政権への批判票を集めた改革派ペゼシュキアン元保健相（69）が得票率42.45％で首位。保守強硬派は候補者を一本化できず票が分散し、ジャリリ最高安全保障委員会元事務局長（58）が38.61％で2位だった。
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