英国、４日に総選挙 保守党支配に国民の審判下る
AI要約
英国の総選挙が極めて重要で、保守党に対する国民の審判が下される見通し。
野党・労働党が党勢立て直しを図り、各政党が経済や生活費などを争点に支持を訴えている。
選挙日の４日には各党首が地元の投票所に姿を見せる予定で、投票権を持つ有権者は４６５０万人。
ロンドン（ＣＮＮ） 英国の有権者は４日、極めて重要な総選挙の投票に臨む。今回の選挙によって、１４年にわたり続いた保守党の支配に対する国民の審判が下るとみられている。
総選挙は来年１月までに行われることになっていたが、スナク首相は今年５月に前倒しでの実施を発表していた。
野党・労働党は前回総選挙で１９３５年以来となる大敗を喫していたが、その後はスターマー党首の下で党勢の立て直しを進めている。
６週間の選挙期間中、全主要政党が各地を回って支持を訴えた。争点の大半は経済や生活費、公共サービス、税金、移民に関する問題が占めた。
２０１９年の前回総選挙で地滑り的勝利を記録して以降、保守党は首相が３人入れ替わっている。
今回の選挙期間中には、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱を最も強力に支持した政治家の一人、ナイジェル・ファラージ氏が政界の第一線への復帰を発表。現在は新たに立ち上げた強硬右派の政党、リフォームＵＫを率いている。
スナク氏、スターマー氏、ファラージ氏ら主要政党の各党首は投票日の４日、それぞれ地元の投票所に姿を見せると思われる。
今回の選挙で投票権を持つ有権者は４６５０万人。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの各地域に設置された６５０の選挙区で投票が行われる。議席は選挙区と同数で、一つの政党が多数派の政権を樹立するには過半数の３２６議席が必要になる。
