イーロン・マスクのベーシックインカムに関する8つの発言(海外)

AI要約

イーロン・マスクは、ユニバーサル・ベーシックインカムが必要な対応だと考えており、自由な時間を持つ人々が増える未来を予測している。

マスクは自動化によってUBIの必要性を強調し、AIの発展によって人間が労働力として必要なくなる状況を描いている。

彼はUBIに賛成し、国民に直接支払いすることで経済を活性化するべきであると主張している。

イーロン・マスクのベーシックインカムに関する8つの発言(海外)

テスラCEOのイーロン・マスクは、ユニバーサル・ベーシックインカムは自動化が人間の仕事を減らすことへの必要な対応だと考えているという。

マスクは、人々に自由な時間を与える「普遍的な高所得」が実現すると予測している。

マスクのユニバーサル・ベーシックインカムに関する名言ベスト8を紹介する。

ユニバーサル・ベーシックインカム(Universal Basic Income:UBI)の最大の支持者の一人はイーロン・マスク(Elon Musk)であり、彼はロボットが人間を仕事から追い出すときにUBIが必要になると予想している。

UBIとは一般的に、ある集団に属するすべての成人に、貧富や雇用の状況に関係なく、お金の使い道を制限することなく、定期的に現金を支給する制度のことを指す。

テスラ(Tesla)とスペースX(SpaceX)のCEOであり、Xのオーナーでもあるマスクは、自動運転車やその他の人工知能を搭載した機械が、仕事の現場で人間に取って代わり、事実上すべての肉体労働と精神労働を行う世界を思い描いている。

マスクは、AIによって人は時間と金の使い方に関してより自由になれると示唆しており、AIを活用した経済は生産性を高め、すべての人がベーシックインカムだけでなく高額の所得も受け取るようになるだろうと予測している。

以下で、UBIに関するマスクの8つのコメントを紹介する(文章をまとめるために編集を行った)。

「自動化によって、ユニバーサル・ベーシックインカムのようなものが実現する可能性はかなり高い。私はそれ以外に何をすればいいのか分からない。そういうことになると思う。人々は他のことやもっと複雑なこと、もっと面白いことをする時間が持てるようになる。余暇の時間は確実に増える」2016年11月4日、CNBC。

「最終的にはユニバーサル・ベーシックインカムは実現すると私は思う。それが必要になってくる。ロボットがうまくできない仕事はますます少なくなるだろう。はっきりさせておきたいのは、これらは私がそうなってほしいと願っているわけではなく、おそらく実現すると思っているということだ」2017年2月13日、ドバイで開催された世界政府サミット(World Government Summit)にて。

「AIが人間の仕事の大半を奪うようになれば、ユニバーサル・インカムが必要になるだろう。また、仕事を得ても変わらない普遍的なベーシックインカムが必要だと思う。生産性は報われるべきだ」2018年6月15日、6月20日、Xへの投稿。

「私はユニバーサル・ベーシックインカムに賛成だ。政府の目標は国民の幸福を最大化することだ。国民一人一人にお金を与えることで、国民は自分のニーズを満たすものを自分で決めることができる。利己的な特別な利益を生み出す法律という強引な手段ではない。景気刺激策を実施するとしたら、消費者への直接支払いだけにするべきだ」2020年7月24日、Xへの投稿。

「1400ドルは国民がそのお金の使い道を選べるため、私の意見では(UBIライトは)概ねいいと思うが、しかしそれ以外は国民全体にとって総合的には悪いことがほとんどである」2021年3月6日、Xへの投稿。パンデミック刺激策についてのコメント。

「経済の根底にあるものは何だろうか。それは労働力だ。では労働力が不足していないと何が起こるだろうか。だからこそ、私は長期的にはユニバーサル・ベーシックインカムが必要だと考えている」2021年8月、テスラAIデー(Tesla AI Day)にて。

「AIの明るい未来では、ベーシックではなくユニバーサル・ハイ・インカムが実現するだろう。我々が希少と定義しているもの以外で不足するものはない。そのシナリオでは誰もが望む商品やサービスを手に入れることができる。労働が任意である世界で、我々がどのように意味を見出すのかはあまり明確ではない」2023年12月25日、Xへの投稿。

「いいシナリオでは、おそらく我々は誰も仕事を持たなくなるだろう。誰もが高所得を得られるだろう。商品やサービスに不足はなくなるだろう。コンピューターやロボットが何でもできるようになったら、自分の人生に意味があるのだろうか。私はAIに意味を与えるという意味で人間の役割はまだ残っていると思う」2024年5月23日、フランスのパリで行われた技術展示会 ヴィヴァテック (VivaTech)にて。