ソウル初のK-POP公演会場「ソウルアリーナ」着工…2027年竣工

AI要約

ソウル初のK-POP複合文化施設「ソウルアリーナ」の建設工事が再開された。昨年延期された着工式が約7カ月ぶりに行われた。

施設は地下鉄駅に隣接し、最大2万8000人収容可能な大衆音楽アリーナや映画館、販売・業務施設などを備える。

ソウル市は観覧客250万人誘致や雇用創出を目指し、K-コンテンツの聖地としてソウルアリーナを支援する方針を打ち出している。

ソウル初のK-POP公演会場「ソウルアリーナ」着工…2027年竣工

ソウル初のK-POP複合文化施設「ソウルアリーナ」建設工事が再開された。ソウル市は2日、道峰区倉洞(トボング・チャンドン)でソウルアリーナ複合文化施設の着工式を行った。昨年12月、事業施行者であるカカオ側が着工式を延期してほしいと求めてから約7カ月ぶりのことだ。

カカオは2022年6月、事業施行法人として「㈱ソウルアリーナ」を設立し、昨年11月に着工準備に入った。しかし、カカオ内部で施工会社を選定し、特定企業に特恵を与えたという疑惑が提起されると、12月に予定されていた着工式は突然延期され、工事も中止された。その後、内部監査の結果、問題がないという結論が出て事業が再稼動された。

ソウルアリーナは40カ月間工事した後、2027年3月に竣工予定だ。この施設は地下鉄1・4号線が通る倉洞(チャンドン)駅、4・7号線が通る蘆原(ノウォン)駅と隣接したところに作られる。約5万平方メートルの敷地に地下2階、地上6階(延べ面積11万9096平方メートル)規模だ。最大2万8000人まで収容可能な韓国初の大衆音楽アリーナ公演場(1万8269席)と中型公演場(2010席)、映画館7館、大衆音楽支援施設、販売・業務施設などK-POP中心の複合文化施設として作られる。ソウル市が用地を提供し、ソウルアリーナが施設造成・運営と維持管理を担当する。

ソウル市はソウルアリーナに年間国内外の観覧客250万人を誘致し、新しい公演文化産業の雇用を創出できると期待している。ソウルアリーナが東北圏文化公演の名所であり、K-コンテンツの聖地として成長できるよう積極的に支援する方針だ。

この日の着工式には、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と鄭柄国(チョン・ビョングク)文化体育部第1次官、カカオのチョン・シナ代表、地域住民など250人余りが参加した。チョン・シナ代表理事は「カカオはK-POPの世界ファンが音楽だけでなく、様々なK-カルチャーとコンテンツを複合的に経験できる空間にし、プログラムも開発する」と明らかにした。呉世勲市長は「ソウルアリーナは韓流観光のメッカとして江北全盛時代をリードし、魅力都市ソウルを代表する東北圏のランドマークになるだろう」と述べた。