ソウル市の「高さ100メートルの国旗掲揚台設置計画」に…教育長「愛国心は太極旗の高さと関係ない」

AI要約

ソウル市が光化門(クァンファムン)広場に高さ100メートルの国旗掲揚台を設置する計画について、ソウル市教育長が愛国心と太極旗の関連性について再考を促している。

チョ教育長は愛国心は国旗の高さに比例しないことを強調し、開かれた世界市民として育つ子どもたちを育てるべきだと述べた。

ソウル市長が国家象徴空間造成事業として国旗掲揚台を建設する計画を進めているが、チョ教育長は古い国粋主義として批判している。

ソウル市の「高さ100メートルの国旗掲揚台設置計画」に…教育長「愛国心は太極旗の高さと関係ない」

ソウル市が光化門(クァンファムン)広場に高さ100メートルの国旗掲揚台を設置するという計画を発表した中で、ソウル市教育長が「愛国心は太極旗の高さに比例しない」として再考を促した。

ソウル市のチョ・ヒヨン教育長は28日、自身のフェイスブックを通じ「ソウル市の今回の発表がまず愛国心を高揚しようという問題意識だと推測しながらも、その実現方法が現時代に合わないと考える」としてこのように明らかにした。

チョ教育長は「愛国心は太極旗の高さに比例して大きくならない。自ら献身する愛国心は韓国が最も弱く阻害された人の犠牲も最も崇高に記憶する社会という信頼の上だけで可能だ」と話した。

また「私たちの子どもは肌の色と言語、文化が違う世界市民と平和に共存する世界市民として育たなければならない。ソウル市の事業推進は未来志向的な決定ではなく、むしろ古い国粋主義として近づくと考える」と明らかにした。

その上で「いまわれわれの課題は民族に対する愛を堅持しながらも閉鎖的民族主義を超え開かれた民族主義、あるいはさらに進んで開かれた世界市民的認識を持って、これを未来世代に伝授すること」と強調した。

チョ教育長は「愛国心を象徴したり鼓吹する記念物が作られることを反対するのではない。われわれの時代の健康な愛国心、そして先進国になった国民の自負心に応じる現代化した記念が必要ということ」と付け加えた。

呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は25日に国家象徴空間造成事業として約110億ウォンの予算を投じて高さ100メートルに達する「大型太極旗」と「消えない花火」を建設すると明らかにした。2026年2月までに竣工する100メートルの掲揚台には横21メートル、縦14メートルの大型太極旗が掲揚される。