日本の列車、カンボジアで再出発 今夏にも、北海道で昨夏引退

AI要約

カンボジアの鉄道会社「ロイヤル鉄道」が、JR北海道で引退した特急列車の車両を購入し、改修して新たな運行を始める準備を進めている。

日本から調達した11両の車両はカンボジアに到着し、台車部分などの改修を行い、試運転を開始した。

本格運行はプノンペンと南部シアヌークビルを結ぶ区間から始まり、北西部ポイペトまでの区間を結ぶ計画だ。

 【プノンペン共同】カンボジアの鉄道会社「ロイヤル鉄道」が、JR北海道で特急列車として活躍し昨年引退した車両を購入し、運行に向けて改修や試運転を進めている。ロイヤル鉄道の担当者は27日、日本の車両の「第二の人生」に期待が高まっていると強調、今夏にも運行を始めるとの見通しを示した。

 ロイヤル鉄道が今年、日本から調達した計11両は4月中旬に北海道の港を出発し、同下旬にカンボジアに到着した。両国の線路幅が異なるため、台車部分などを改修し、6月上旬から試運転を開始した。

 本格運行はプノンペンと南部シアヌークビルを結ぶ区間から始め、タイ国境に位置する北西部ポイペトまで結ぶ計画だ。