韓国 きょうのニュース(6月25日)

AI要約

尹大統領は北朝鮮の「汚物風船」やロシアとの条約に強く反対し、歴史進歩に逆行する行動だと非難した。

政府は研修医の職場離脱問題に対応し、研修医の支援を強化するとともに、病院に復帰を促し、現場の安定を図るよう要請した。

週末には済州島での雨が予想され、その後ソウルなどでも梅雨入りする見通しで、梅雨の天気が始まるという。

韓国 きょうのニュース(6月25日)

◇汚物風船・ロ朝条約は「歴史の進歩に逆行」 朝鮮戦争勃発の日に尹大統領

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は25日、朝鮮戦争の勃発から74年を迎えて南東部・大邱で開かれた関連式典に出席し、北朝鮮がごみなどをぶら下げた「汚物風船」を韓国に向けて飛ばしていることや、ロシアと「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結したことは「歴史の進歩に逆行する時代錯誤的な行動」と述べた。尹大統領は演説で、北朝鮮が汚物風船を飛ばしていることを「卑劣で非理性的な挑発」と規定し、ロシアと軍事同盟に準ずるとされる条約を締結したことについては「国連安全保障理事会決議に真っ向から違反(した)」と批判した。

◇研修医の職場離脱 政府が病院に6月末までの安定化要請

 大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発する研修医が一斉に職場を離脱した問題を巡り、曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は中央災難(災害)安全対策本部の会議で「現場に戻った研修医に対する処分を取りやめ、円滑に研修を受けられるよう最大限支援する」と強調した。また、病院に対しては所属する研修医の復帰に向け、最善を尽くして説得するよう要請。復帰が難しい研修医については速やかに辞職手続きを進め、6月末までに現場を安定させるよう求めた。

◇あす夜から済州島で雨 週末にはソウルも梅雨入りへ

 26日夜遅くから、済州島と南部地方で再び雨が降ると予想される。週末にはソウルなどの朝鮮半島中部地方も梅雨入りする見通しで、その後は前線が南北を上下しながら雨が降り続く典型的な梅雨の天気になりそうだ。雨は大部分の地域で27日夜に上がるが、慶尚南道の南海岸では28日未明、済州では同日午前まで降り続くと予想される。29~30日には北太平洋高気圧が再び北に張り出し、中部地方でも梅雨入りする見通しだ。中部地方の梅雨入りは平年(1990~2000年の平均)より4日ほど遅い。

◇釜山・海雲台の「屋台村」撤去 かつて芸能人や財閥トップも訪問

 南部・釜山市の海雲台海水浴場にある屋台村が24日に営業を終了し、撤去作業が始まった。1960年代初めに営業を始め、一時は70店舗に上った屋台村は、釜山国際映画祭に招待された俳優や小売り大手、新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)副会長が訪れたことでも注目を浴びた。しかし、無許可の施設であることに加えて法外な料金や衛生問題などに対する苦情が相次ぎ、同市海雲台区と店主らは21年、2年半の猶予期間を経た後に撤去することで合意した。同区は撤去を終えた後、跡地を公営駐車場として活用する予定だ。