ヒズボラとの衝突激化回避を 米国務長官、イスラエル国防相と会談

AI要約

ブリンケン米国務長官は、イスラエル国防相と会談し、イスラエル軍とヒズボラ間の攻撃応酬で衝突激化の回避が重要だと強調し、事態の沈静化を求めた。

ブリンケン氏は、紛争の拡大を避けるために外交解決が重要で、家を追われた地域の住民が帰還できるよう努めるよう訴えた。

ヒズボラがイスラエル北部を攻撃し、イスラエルは対抗措置を取る中で、本格的な衝突への懸念が高まっている。

 【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は24日、訪米したイスラエルのガラント国防相と会談した。

 ブリンケン氏は、イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの間で攻撃の応酬が続いていることから、衝突激化の回避が重要だと強調。事態の沈静化を求めた。

 米国務省が発表した。ブリンケン氏は会談で紛争のさらなる拡大を避けるほか、イスラエル軍とヒズボラの交戦に伴って家を追われた地域の住民が帰還できるよう、外交を通じて解決することが「重要だ」と訴えた。

 パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラム組織ハマスに連帯するヒズボラは、イスラエル北部をロケット弾や無人機で攻撃。空爆などで対抗するイスラエルのネタニヤフ首相は、戦力を北部に振り向ける考えを示しており、本格衝突への懸念が深まっている。