日伊、空海で共同訓練 国防相「地域安定へ連携」

AI要約

イタリアのクロセット国防相は、8月に自衛隊と共同訓練を行うことを発表した。日本との協力強化の一環で、空母カブールが日本に初寄港し、ステルス戦闘機F35も派遣される予定だ。

両国はアクションプランを発表し、外交や防衛・安全保障など7分野で協力を進めている。覇権主義的な中国の動きに対処するために備える必要性も強調されている。

インド太平洋地域の安定を目指して、連携が不可欠であり、日本との共同訓練を通じてさらなる連携を深める方針だ。

 【ローマ共同】イタリアのクロセット国防相は24日、8月に空海軍が自衛隊と共同訓練すると表明した。空母カブールが8月下旬に日本に初寄港し、最新鋭ステルス戦闘機F35も派遣する。クロセット氏はローマで共同通信などの取材に応じ、インド太平洋地域の安定に向けて「連携が不可欠だ」とし、自身も同時期に訪日することを明らかにした。

 日本とイタリアは今月14日に外交や防衛・安全保障など7分野で協力強化を掲げるアクションプラン(行動計画)を発表。共同訓練実施も盛り込んでいる。

 クロセット氏は覇権主義的な動きを強める中国を念頭に「危機シナリオに対処するため、日本などと備えを進める必要がある」と指摘した。