S&P、トルコの格付け「B+」に引き上げ 政策の連携改善へ

AI要約

トルコの格付けを「B」から「B+」に引き上げた大手格付け会社S&P。国際収支の均衡を進める中、金融・財政・所得政策の連携改善が期待される。

トルコ中央銀行は政策金利を50%に据え置きつつも、インフレリスクを警戒し、追加利上げの可能性を示唆。S&Pはインフレ抑制や通貨リラ信認回復で格付け引き上げの可能性があると述べた。

4月の消費者物価指数は前年同月比69.8%上昇し、高い伸びを記録。S&Pはインフレ率の低下見通しが悲観的であり、格付け見通しは「ポジティブ」に保持。ただし金融安定性や財政への圧力が強まる場合は見直す可能性もある。